労務管理クラウド 6選|中小企業向け 機能・料金比較【2026年版】

ツール導入

労務管理クラウド 6選|中小企業向け 機能・料金比較【2026年版】

この記事で分かること:

・中小企業向け労務管理クラウド 6サービスの料金体系と主要機能の比較

・入退社手続き・社会保険電子申請・年末調整・給与計算などの機能差

・自社の規模・既存ツールに合ったサービスを選ぶための確認ポイント

サービス比較表

サービス名 運営会社 月額料金(税抜) 初期費用 無料プラン / トライアル 対象規模 主な機能 特記事項
SmartHR SmartHR 要問い合わせ(従業員数に応じた月額課金制) 0円 無料プランあり(30名以下)/トライアル15日間 30名以下〜大企業 入退社手続き/社会保険電子申請/年末調整/Web給与明細/マイナンバー管理/従業員データベース 登録社数70,000社超。労務管理クラウドシェアNo.1。給与計算は外部連携中心
マネーフォワード クラウド人事管理 / 給与 マネーフォワード 2,480円〜(年払い・1名)/ビジネス:6,480円〜+従量課金 0円 トライアル1ヶ月間 1名〜 従業員情報管理/給与・賞与計算/社会保険電子申請/年末調整/Web給与明細/マイナンバー管理 会計・経費・請求書等と一体運用可。人事管理+給与+勤怠をシリーズで統合
freee人事労務 freee 2,000円〜(年払い・5名分)+400円/名〜 0円 トライアルあり 5名〜 入退社手続き/給与計算/社会保険電子申請/年末調整/勤怠管理/マイナンバー管理 freee会計と連携容易。プランにより利用可能機能が異なる。LINE入社手続き対応
ジョブカン労務HR / 給与計算 DONUTS 各400円/名(最低利用料 各2,000円) 0円 無料プランあり(5名以下)/トライアル30日間 5名以下〜 入退社手続き/社会保険電子申請/年末調整/給与計算/Web給与明細/マイナンバー管理 ジョブカン勤怠等とのシリーズ統合可。電子署名は1件200円の従量課金
オフィスステーション 労務 エフアンドエム 400円/名(10名以下は一律4,000円) 100,000円 トライアル30日間 10名〜 社会保険電子申請(115種以上の帳票)/入退社手続き/雇用契約書電子化/身上変更申請 アラカルト型。年末調整・給与明細・マイナンバーはオプション。社労士事務所向けProあり
ジンジャー人事労務 jinjer 300円/名〜(利用製品により変動) 要問い合わせ トライアル1ヶ月間 10名〜 従業員情報管理/入退社手続き/社会保険電子申請/年末調整/マイナンバー管理 統合型HRMプラットフォーム。勤怠・給与・経費等のモジュールを段階追加可。導入18,000社超

※ 料金は公式サイト掲載時点の情報です。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
※ 「要問い合わせ」は公式サイトで非公開の項目です。

各サービスの特徴

SmartHR

株式会社SmartHRが提供する労務管理クラウドサービスです。登録社数は70,000社を超えており、労務管理クラウド市場で5年連続シェアNo.1とされています。

月額料金は従業員数に応じた課金制で、具体的な金額は見積りが必要です。初期費用・サポート費用は不要です。従業員30名以下の企業向けには、従業員名簿・Web給与明細・入社手続き(一部)が利用できる無料プラン(0円プラン)が用意されています。有料プランの無料トライアルは15日間で、クレジットカード登録不要です。

入退社手続き・雇用契約のオンライン完結、社会保険・雇用保険の手続き書類自動作成、e-Govへの電子申請、年末調整のペーパーレス対応に対応しています。マイナンバーは暗号化保管・監査ログ付きで管理されます。従業員データベースや組織図の作成機能も備えています。

上位プラン(HRストラテジープラン)ではタレントマネジメント機能(人事評価、従業員サーベイ、配置シミュレーション)も利用可能です。給与計算は自社機能としてではなく、外部の給与計算ソフトとのAPI/CSV連携を前提とした設計になっています。継続利用率は99%以上と公表されています。

マネーフォワード クラウド人事管理 / クラウド給与

株式会社マネーフォワードが提供する人事労務クラウドサービスです。マネーフォワード クラウドシリーズ(会計・経費・請求書等)の一つとして提供されています。

初期費用は不要です。50名以下向けのプランは、ひとり法人プラン(月額2,480円〜・年払い)、スモールビジネスプラン(月額4,480円〜・3名まで)、ビジネスプラン(月額6,480円〜)の3種類があります。クラウド給与は基本プランに5名分が含まれ、6名以上は300円/名/月の従量課金が加算されます。クラウド人事管理は11名以上で600円/名/月の従量課金となります。51名以上は個別見積りです。無料トライアルは1ヶ月間で、クレジットカード登録不要・自動課金なしです。

クラウド人事管理では従業員情報の一元管理・入退社手続き・身上変更申請のオンライン化・雇用契約書の電子締結に対応しています。クラウド給与では給与・賞与計算、所得税・社会保険料の自動計算、Web給与明細の発行が可能です。

社会保険手続きの電子申請(クラウド社会保険)、年末調整の書類配布・回収・電子申告、マイナンバー管理(クラウドマイナンバー)にもシリーズ内で対応しています。会計・経費精算・請求書などの他のバックオフィス機能との連携が容易な総合型クラウドです。

freee人事労務

freee株式会社が提供する人事労務クラウドサービスです。給与計算・勤怠管理・労務手続きを一体で提供しています。

初期費用は不要です。給与計算機能込みプランは4段階あり、ミニマム(月額2,000円〜・5名分・年払い)、スターター(月額3,000円〜)、スタンダード(月額4,000円〜)、アドバンス(月額5,500円〜)となっています。追加1名あたりの従量課金はプランにより400円〜1,100円/月です。最小利用人数は5名からで、5名未満の場合も5名分の料金が適用されます。

プランによって利用できる機能が大きく異なる点が特徴です。ミニマムプランでは入退社手続き・電子申請・年末調整の電子申告機能に制限があります。スターター以上で入退社手続きのオンライン化、雇用契約書の電子化、e-Gov/マイナポータルへの電子申請、年末調整の電子申告に対応します。

給与・賞与計算、所得税・社会保険料の自動計算、Web給与明細、勤怠管理(打刻・残業申請・有休管理)、マイナンバー管理に対応しています。従業員がLINEから入社手続きを完結できる機能を備えています。freee会計との連携が容易で、freee会計を利用中の企業との親和性が高い構成です。

ジョブカン労務HR / ジョブカン給与計算

株式会社DONUTSが提供する労務管理・給与計算サービスです。ジョブカンシリーズ(勤怠管理・経費精算・ワークフロー等)の一つとして提供されています。

初期費用は不要です。ジョブカン労務HRは月額400円/名(税抜)で、最低利用料金は2,000円/月(税抜)です。ジョブカン給与計算も月額400円/名(税抜)です。従業員5名以下の企業向けには、手続き保存期間30日・他サービス連携に制限がある無料プラン(0円)が用意されています。有料プランの無料トライアルは30日間で、全機能を利用できます。500名以上は個別見積りとなります。

労務HR側では、入退社手続きのオンライン化、社会保険・労働保険・雇用保険の電子申請(e-Gov対応)、年末調整書類の自動作成・回収、従業員情報の一元管理、マイナンバー管理、労働条件通知書・雇用契約書の自動生成に対応しています。電子署名機能は1件あたり200円の従量課金です。

給与計算側では、給与・賞与計算の自動化、所得税・社会保険料の自動計算・自動更新、Web給与明細、銀行振込データの出力に対応しています。ジョブカン勤怠管理との連携も可能です。

オフィスステーション 労務

株式会社エフアンドエムが提供する労務管理クラウドサービスです。利用社数は50,000社を超えています。

月額料金は400円/名(税抜)で、従業員10名以下の場合は一律4,000円/月(税抜)です。長期契約(年契約・3年・5年)で割引が適用されます。初期費用として登録料100,000円(税抜)が必要です。無料トライアルは30日間で、正式契約後もデータをそのまま引き継ぐことが可能です。

最大の特徴は、115種類以上の帳票に対応した社会保険・雇用保険・労働保険の電子申請機能です。入退社手続き・各種届出書類の自動作成、雇用契約書の電子合意、身上変更申請(従業員マイページ対応)、ワークフロー機能に対応しています。

「アラカルト型」を採用しており、年末調整・Web給与明細・マイナンバー管理・有休管理・給与計算はオプションとして必要な機能だけを追加する構成です。社労士事務所・税理士事務所向けの「オフィスステーション Pro」も別途提供されています。弥生が「弥生労務Next」としてOEM提供している製品でもあります。

ジンジャー人事労務

jinjer株式会社が提供する人事労務クラウドサービスです。導入社数は18,000社を超えています。

月額料金は300円/名〜(税抜)ですが、利用する製品・従業員数により変動します。社会保険手続き単体では800円/名/月(税抜)、機能制限版は500円/名/月です。詳細な料金は見積り依頼が必要です。初期費用も個別見積りです。無料トライアルは1ヶ月間で、担当者と一緒に操作確認が可能です。

「統合型HRMプラットフォーム」として設計されており、人事労務を基盤に勤怠管理・給与計算・経費精算・採用管理などのモジュールを段階的に追加できる構成です。従業員情報・組織データの統合管理、入退社手続き、社会保険・労働保険・雇用保険の電子申請(e-Gov API対応)、年末調整の書類作成・回収・進捗確認、マイナンバー管理に対応しています。

サポート満足度は93.2%と公表されています。ShiftプランとBasicプランがあり、Basicプランでは専任担当による運用フォローが付きます。

選定時の確認ポイント

必要な機能の範囲

労務管理クラウドが対応する機能は、入退社手続き・社会保険電子申請・年末調整・給与計算・勤怠管理・マイナンバー管理など多岐にわたります。SmartHR・freee人事労務・ジョブカンは労務手続きと給与計算をまとめて利用できます。オフィスステーションはアラカルト型で必要な機能だけを選択する構成です。自社で必要な機能を整理した上で、過不足のないサービスを選ぶ必要があります。

従業員数と料金体系の適合性

SmartHRは30名以下向けの無料プラン、ジョブカンは5名以下向けの無料プランを提供しています。少人数で始める場合はこれらが選択肢となります。マネーフォワードは1名から、freeeは5名から利用可能です。オフィスステーションは初期費用100,000円が必要なため、長期利用を前提とした試算が重要です。ジンジャーは料金の詳細が非公開のため、見積り取得が必須です。

既存の会計ソフト・業務ツールとの連携

freee会計を利用中であればfreee人事労務との連携が容易です。マネーフォワード クラウド会計を利用中であればマネーフォワード クラウド人事管理/給与との一体運用が可能です。ジョブカン勤怠管理を利用中であればジョブカン労務HR/給与計算とのシリーズ統合が可能です。SmartHRは給与計算を外部連携で対応するため、既存の給与ソフトを継続利用する場合に適しています。

電子申請への対応範囲

社会保険・雇用保険の電子申請(e-Gov対応)は各サービスとも対応していますが、対応帳票数に差があります。オフィスステーションは115種類以上の帳票に対応しています。freee人事労務の電子申請はスターター以上のプランで利用可能です。自社で頻繁に発生する届出の種類を確認した上で、対応範囲を比較する必要があります。

無料プラン・トライアルの活用

SmartHR(30名以下)とジョブカン(5名以下)は無料プランで継続利用が可能です。マネーフォワードとジンジャーは1ヶ月、ジョブカンとオフィスステーションは30日、SmartHRは15日のトライアル期間があります。本格導入前に実際の操作感や自社業務との適合性を確認することが重要です。

よくある質問

Q. 労務管理クラウドを導入すると何が効率化されますか?

A. 入退社手続き・社会保険届出・年末調整といった紙ベースの作業をオンラインで完結できるようになります。従業員が自分でWeb上から情報を入力し、管理者が確認・承認する流れになるため、手書き・転記・郵送の手間が削減されます。電子申請に対応しているサービスでは、役所への届出もシステムから直接行えます。

Q. 給与計算機能は全サービスに含まれていますか?

A. サービスによって異なります。freee人事労務は給与計算込みのプランを提供しています。マネーフォワードとジョブカンは給与計算を別サービス(クラウド給与/ジョブカン給与計算)として提供しており、組み合わせて利用します。SmartHRは給与計算を外部ソフトとの連携で対応する設計です。オフィスステーションでは給与計算はオプション扱いです。自社に必要な機能構成を確認の上、各社にお問い合わせください。

Q. 従業員10名以下の小規模企業でも導入できますか?

A. SmartHRは30名以下向けの無料プラン、ジョブカンは5名以下向けの無料プランを提供しています。マネーフォワードは1名から、freeeは5名から利用可能です。オフィスステーションは10名以下で月額4,000円(税抜)の固定料金です。ジンジャーは10名程度から対応しています。

Q. マイナンバーの管理は安全ですか?

A. 本記事で紹介した6サービスはいずれもマイナンバー管理機能を備えています。SmartHRは暗号化保管・監査ログ付きで管理されます。各サービスとも、アクセス権限の制御やデータの暗号化といったセキュリティ対策を講じていますが、具体的なセキュリティ基準や認証取得状況の詳細は各社公式サイトでご確認ください。

Q. 現在使っている勤怠管理システムと連携できますか?

A. マネーフォワード・freee・ジョブカン・ジンジャーは、それぞれ自社シリーズの勤怠管理サービスとの連携に対応しています。SmartHRはAPI/CSV連携で外部の勤怠管理システムとの接続に対応しています。オフィスステーションもCSV連携で外部システムとのデータ受け渡しが可能です。利用中の勤怠管理システムとの具体的な連携可否は、各社にお問い合わせください。

※当サイトの情報は各サービス公式サイトの公開情報に基づいて作成しています。正確性には万全を期しておりますが、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
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