電子契約ツール 5選|中小企業向け 機能・料金比較【2026年版】

ツール導入

電子契約ツール 5選|中小企業向け 機能・料金比較【2026年版】

この記事で分かること:

・中小企業向け電子契約ツール 5サービスの料金体系と主要機能の比較

・電子署名の方式(立会人型・当事者型)や法的有効性の違い

・自社の契約件数・既存ツールに合ったサービスを選ぶための確認ポイント

サービス比較表

サービス名 運営会社 月額料金(税抜) 送信費用 無料プラン 署名方式 主な機能 特記事項
クラウドサイン 弁護士ドットコム Light:10,000円/Corporate:28,000円 200円/件 あり(月2件まで・1名) 立会人型 電子署名/タイムスタンプ/テンプレート/API連携/マイナンバーカード署名 導入130万社超。国内シェアNo.1。2026年4月より料金改定予定
電子印鑑GMOサイン GMOグローバルサイン・HD Light:8,000円/Standard:21,818円(年間契約) 契約印:91円/件、実印:273円/件 あり(月5件まで・1名) 立会人型+当事者型 電子署名/タイムスタンプ/マイナンバー実印/SMS認証/ワークフロー 導入300万社超。立会人型・当事者型の両方に対応
freeeサイン freee Starter:5,980円/Standard:29,800円(年払い) 電子サイン:100円/通、電子署名:200円/通(無料枠あり) あり(月1通まで) 立会人型+当事者型 電子署名/タイムスタンプ/テンプレート35種以上/AI契約チェック/対面署名 freee会計・人事労務と連携。全プランID無制限
マネーフォワード クラウド契約 マネーフォワード 基本:2,480円〜(年払い) 0円(従量課金なし) なし(1ヶ月トライアルあり) 立会人型 電子署名/タイムスタンプ/AI-OCR/Slack連携/契約管理 送信・保管の従量課金なし。会計・経費等と一体運用可
BtoBプラットフォーム 契約書 インフォマート Silver:10,000円/Gold:30,000円〜 通常署名:100円/件、長期署名:200円/件 あり(月5件まで) 当事者型 電子署名/ブロックチェーン記録/ワークフロー/契約期限アラート 利用110万社超。請求書・受発注と同一IDで一元管理。受信側は無料

※ 料金は公式サイト掲載時点の情報です。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
※ 税抜表示です。GMOサインの税抜価格は公式税込価格からの逆算値です。

各サービスの特徴

クラウドサイン

弁護士ドットコム株式会社が提供する電子契約サービスです。導入社数は130万社を超えており、国内の電子契約サービスとして高い導入実績があります。

料金プランはフリープラン(0円・月2件・1名)、Lightプラン(月額10,000円)、Corporateプラン(月額28,000円)のほか、大企業向けのBusiness・Enterpriseプランがあります。送信費用は全プラン共通で1件あたり200円です。初期費用は不要です。なお、2026年4月よりLightプランの月額固定費および全プランの送信費用が改定される予定です。

署名方式は立会人型(事業者署名型)を採用しており、主務官庁(デジタル庁・法務省)により電子署名法第3条の「電子署名」に該当することが確認されています。認定タイムスタンプは10年長期署名(PAdES)に対応しています。

Corporateプラン以上では、マイナンバーカード署名、アクセスコードによる二要素認証、Web API連携、Salesforce等100以上の外部サービス連携に対応しています。Enterpriseプランでは承認ワークフローやAI契約書管理も利用可能です。建設業など紙書面義務法令についてもグレーゾーン解消制度で適法性が確認されています。

電子印鑑GMOサイン

GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が提供する電子契約サービスです。導入企業数は300万社を超えています。

料金プランはフリープラン(0円・月5件・1名)、Lightプラン(月額8,000円・年間契約)、Standardプラン(月額21,818円・年間契約)があります。送信費用は契約印タイプ(立会人型)が91円/件、実印タイプ(当事者型)が273円/件です。初期費用は不要です。

最大の特徴は、立会人型と当事者型の両方の署名方式を1つのサービスで利用できるハイブリッド対応です。契約の重要度に応じて署名方式を使い分けることが可能です。運営元のGMOグローバルサインは認証局であるため、電子証明書の自社発行が可能です。

マイナンバーカードをスマートフォンで読み取って署名する「マイナンバー実印」機能を国内で初めて提供しています。SMS認証、タイムスタンプ(長期署名PAdES対応)、テンプレート、ワークフロー機能にも対応しています。Standardプラン以上ではWeb API連携や紙契約書のスキャンデータ取り込みによる一元管理も可能です。中小企業庁認定「スマートSMEサポーター」です。

freeeサイン

freee株式会社が提供する電子契約サービスです。旧サービス名は「Ninja Sign」で、2022年にfreeeサインに統合されています。

料金プランは無料プラン(0円・月1通)、Starterプラン(月額5,980円・年払い)、Standardプラン(月額29,800円・年払い)のほか、上位のAdvance・Enterpriseプランがあります。送信の無料枠があり、Starterは月50通、Standardは月100通まで追加費用なしで利用できます。無料枠超過後は電子サイン100円/通、電子署名200円/通の従量課金です。初期費用は不要です。全プランでユーザーID数が無制限です。

立会人型と当事者型の両方の署名に対応しています。テンプレートは35種類以上の雛形が用意されており、Word/PDF形式で作成可能です。Starterプラン以上では対面署名(タブレット1台での対面締結)に対応しています。Standardプラン以上ではAI契約チェック機能が利用可能です。

freee会計・freee人事労務との直接連携が可能で、申請ワークフローを統合して管理できます。SMS送信やURL発行による複数の送付方法に対応しています。2026年1月施行の中小受託取引適正化法(取適法)にも対応しています。

マネーフォワード クラウド契約

株式会社マネーフォワードが提供する電子契約サービスです。マネーフォワード クラウドシリーズ(会計・経費・請求書等)の一つとして提供されています。

料金は基本プラン(契約締結のみ)が月額2,480円〜(年払い)です。フル機能プラン(契約業務全体を効率化)は個別見積りとなります。ビジネスプランの場合、3名までは基本料金内で、4名以上は1名あたり900円/月の従量課金が加算されます。初期費用は不要です。無料プランはありませんが、1ヶ月の無料トライアル(自動更新なし)が用意されています。

最大の特徴は、送信件数・保管件数による従量課金が一切ない点です。月間の契約件数が多い企業でもコストが一定で予測しやすい料金体系です。

署名方式は立会人型を採用しており、認定タイムスタンプ(10年長期署名PAdES対応)が付与されます。基本プランでもSlack連携と契約書の管理・検索・ダウンロードが利用可能です。フル機能プランではAI-OCRによる契約書内容の自動読み取り、社内申請ワークフロー、契約期限アラート、Salesforce連携、API/SSO連携、IPアドレス制限に対応しています。他社の電子契約データや紙契約書のスキャンデータを取り込んで一元管理することも可能です。

BtoBプラットフォーム 契約書

株式会社インフォマートが提供する電子契約サービスです。利用企業数は110万社を超えており、25年以上の運用実績があります。

料金プランはフリープラン(0円・月5件まで)、Silverプラン(月額10,000円)、Goldプラン(月額30,000円〜)があります。送信費用は通常署名100円/件、長期署名200円/件です。Goldプランでは通常署名が月100件まで無料枠に含まれています。フリープランはユーザー数無制限・期間制限なしで利用可能です。受信側(相手方)は利用料不要です。

署名方式は当事者型を採用しており、各社が自社の電子証明書で署名する仕組みです。電子署名法第3条の推定効が働きやすいとされています。ブロックチェーンによる契約情報の記録で改ざん防止を強化している点が特徴です。

社内稟議ワークフロー(AND/OR条件・金額条件・承認グループ設定)、テンプレート、契約期限アラート、全文検索に対応しています。GoldプランではAPI連携も可能です。BtoBプラットフォームの「請求書」「受発注」サービスと同一IDで連携でき、見積から契約、請求までを一元管理できます。

選定時の確認ポイント

署名方式の違い

電子契約の署名方式には大きく「立会人型」と「当事者型」があります。立会人型はサービス事業者が本人確認を行った上で署名を付与する方式で、クラウドサイン・マネーフォワード クラウド契約が採用しています。当事者型は契約者自身の電子証明書で署名する方式で、BtoBプラットフォーム契約書が採用しています。GMOサイン・freeeサインは両方に対応しています。立会人型は導入の手軽さ、当事者型は法的推定効の強さにそれぞれ特徴があります。

月間の契約件数と料金体系

送信1件ごとに従量課金が発生するサービス(クラウドサイン:200円/件、GMOサイン:91円〜/件、BtoBプラットフォーム:100円〜/件)と、従量課金が発生しないサービス(マネーフォワード クラウド契約)があります。freeeサインはプランごとに無料枠(Starter:50通/月、Standard:100通/月)があり、超過分のみ課金されます。月間の契約件数を把握した上でトータルコストを試算する必要があります。

既存の業務ツールとの連携

freee会計・freee人事労務を利用中であればfreeeサインとの連携が容易です。マネーフォワード クラウド会計・経費等を利用中であればマネーフォワード クラウド契約との一体運用が可能です。BtoBプラットフォームの請求書・受発注を利用中であればBtoBプラットフォーム契約書との同一ID連携が可能です。クラウドサインとGMOサインはSalesforce等の幅広い外部サービスとの連携に対応しています。

無料プランの活用

クラウドサイン(月2件)、GMOサイン(月5件)、freeeサイン(月1通)、BtoBプラットフォーム契約書(月5件)は無料プランを提供しており、期間制限なしで利用可能です。マネーフォワード クラウド契約は無料プランがありませんが、1ヶ月の無料トライアルが用意されています。月間の契約件数が少ない場合は、無料プランの範囲内で運用できる可能性があります。

相手方の負担

電子契約は相手方(受信者)にも利用してもらう必要があります。クラウドサイン・GMOサイン・freeeサイン・マネーフォワード クラウド契約は受信側のアカウント登録やソフトウェアインストールが不要です。BtoBプラットフォーム契約書も受信側の利用料は無料です。取引先の電子契約への対応状況も確認しておく必要があります。

よくある質問

Q. 電子契約は法的に有効ですか?

A. 本記事で紹介した5サービスはいずれも電子署名法に基づく電子署名に対応しています。クラウドサインとGMOサインは主務官庁(デジタル庁・法務省等)によりグレーゾーン解消制度で適法性が確認されています。ただし、一部の契約類型(定期借地契約、事業用定期借家契約など)は法令上、書面が必要とされる場合があります。対象となる契約の種類について、必要に応じて法律の専門家や各社にお問い合わせください。

Q. 相手方もサービスに登録する必要がありますか?

A. クラウドサイン・GMOサイン・freeeサイン・マネーフォワード クラウド契約は、受信者側のアカウント登録やソフトウェアのインストールは不要です。メールで届いたリンクから契約内容を確認し、署名を行う仕組みです。BtoBプラットフォーム契約書も受信側の利用料は無料です。

Q. 電子帳簿保存法に対応していますか?

A. 本記事で紹介した5サービスはいずれも電子帳簿保存法への対応を公表しています。各サービスとも認定タイムスタンプの付与やクラウド上での保管により、法的要件を満たす仕組みを提供しています。対応範囲の詳細は各社公式サイトでご確認ください。

Q. 無料プランだけで運用できますか?

A. 月間の契約件数が少なければ無料プランでの運用も可能です。GMOサインとBtoBプラットフォーム契約書は月5件まで、クラウドサインは月2件まで、freeeサインは月1通まで無料で利用できます。無料プランではユーザー数や利用機能に制限がある場合があります。契約件数の増加に応じて有料プランへの移行を検討する形になります。

Q. 紙の契約書も一緒に管理できますか?

A. GMOサイン(Standardプラン以上)、マネーフォワード クラウド契約、BtoBプラットフォーム契約書は、紙の契約書をスキャンしてデータとして取り込み、電子契約と合わせて一元管理する機能を備えています。クラウドサインもEnterpriseプランで書類インポート機能に対応しています。既存の紙契約書の管理方法も含めて、各社にご確認ください。

※当サイトの情報は各サービス公式サイトの公開情報に基づいて作成しています。正確性には万全を期しておりますが、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
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