ビジネスチャット 5選|中小企業向け 機能・料金比較【2026年版】

ツール導入

ビジネスチャット 5選|中小企業向け 機能・料金比較【2026年版】

この記事で分かること:

・中小企業向けビジネスチャット 5サービスの料金体系と主要機能の比較

・無料プランの制限(人数・メッセージ履歴・ビデオ通話)の違い

・自社の規模・利用目的に合ったサービスを選ぶための確認ポイント

サービス比較表

サービス名 運営会社 有料プラン月額(税抜・年払い) 無料プラン ビデオ通話 主な機能 特記事項
LINE WORKS ワークスモバイルジャパン スタンダード:450円/名、アドバンスト:800円/名 あり(30名まで・5GB) 有料:最大200名 チャット/ビデオ通話/掲示板/カレンダー/タスク管理/LINE連携 LINEと同じUI。個人LINE宛に業務連絡が可能
Chatwork kubell(旧Chatwork) ビジネス:700円/名、エンタープライズ:1,200円/名 あり(100名まで・10GB・履歴40日) 有料:最大14名 チャット/タスク管理/ビデオ通話/ファイル共有/API連携 国内導入59万社超。日本発で中小企業への普及率が高い
Microsoft Teams 日本マイクロソフト Essentials:599円/名、Business Basic:899円/名 あり(会議60分・100名・5GB) 有料:最大300名・30時間 チャット/ビデオ会議/画面共有/ファイル共有/Officeアプリ連携 Word・Excel・Outlook等との統合。Business Standard以上でデスクトップ版Office付属
Slack Salesforce プロ:925円/名、ビジネスプラス:1,920円/名 あり(履歴90日・アプリ10個) 有料:最大50名 チャンネル/ハドルミーティング/ワークフロービルダー/アプリ連携無制限 チャンネルベースの会話整理。Slack AI標準搭載(有料プラン)
Google Chat Google(Workspace) Starter:800円/名、Standard:1,600円/名 あり(個人Googleアカウントで基本利用可) Starter:最大100名 チャット/Google Meet/ドライブ連携/カレンダー/Gemini AI Gmail・ドライブ・カレンダーとシームレス統合。Gemini AI全プラン標準搭載

※ 料金は公式サイト掲載時点の情報です。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
※ Microsoft Teams・Google ChatはそれぞれMicrosoft 365・Google Workspaceのスイートとして提供されており、チャット以外の機能も含まれます。

各サービスの特徴

LINE WORKS

ワークスモバイルジャパン株式会社が提供するビジネスチャットサービスです。個人向けLINEと同じUIで操作できる点が特徴です。

料金プランはフリー(無料・30名まで)、スタンダード(月額450円/名・年払い)、アドバンスト(月額800円/名・年払い)の3種類です。月払いの場合はスタンダード540円/名、アドバンスト960円/名です。初期費用は不要で、1ユーザーから契約可能です。

フリープランはストレージ5GB(組織全体共有)、ビデオ通話は4名まで・1回60分制限、掲示板10個まで、監査ログは2週間のみの保存となります。

チャット(1対1・グループ)、ビデオ通話・音声通話・画面共有(有料プランは最大200名)、掲示板、カレンダー、タスク管理、ファイル共有に対応しています。LINE個人ユーザーとのトーク連携が可能で、取引先やアルバイトスタッフなどLINEしか使っていない相手への業務連絡にも利用できます。

有料プランではBot機能・API連携、SSO(SAML)、IPアドレス制限、モニタリング機能が利用可能です。アドバンストプランではメール機能とDrive機能が標準搭載されます。

Chatwork

株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)が提供するビジネスチャットサービスです。国内導入実績は59万社を超えており、中小企業への普及率が高い日本発のサービスです。

料金プランはフリー(無料・100名まで)、ビジネス(月額700円/名・年払い)、エンタープライズ(月額1,200円/名・年払い)の3種類です。月払いの場合はビジネス840円/名、エンタープライズ1,440円/名です。初期費用は不要です。

フリープランはストレージ10GB(組織共有)、メッセージの閲覧は直近40日以内のみ、外部コンタクトは1ユーザーあたり20名まで、ビデオ通話は1対1のみとなります。

チャット(1対1・グループ)、タスク管理(メッセージからタスク登録・担当者・期限設定)、ビデオ通話・音声通話(有料プランは最大14名)、画面共有(有料プランのみ)、ファイル共有に対応しています。タスク管理機能がチャットに統合されている点が特徴です。API連携は全プランで利用可能です。

エンタープライズプランではSSO、IPアドレス制限、チャットログエクスポート、セキュリティリスク管理機能が利用可能です。追加ストレージオプション(100GB追加・月額2,000円)も用意されています。

Microsoft Teams

日本マイクロソフト株式会社が提供するビジネスチャット・ビデオ会議サービスです。Microsoft 365スイートの一部として提供されています。

料金プランは無料プラン、Teams Essentials(月額599円/名・年払い)、Microsoft 365 Business Basic(月額899円/名・年払い)、Microsoft 365 Business Standard(月額1,874円/名・年払い)があります。初期費用は不要です。

無料プランはグループビデオ会議が最長60分・最大100名、チーム共有ストレージ5GB、ユーザーあたり2GBです。会議の録画・文字起こしは利用できません。

チャット(1対1・グループ)、チームチャンネル、ビデオ会議・音声通話(有料プランは最大300名・30時間)、画面共有、ファイル共有(SharePoint/OneDrive連携)に対応しています。有料プランでは会議の録画・文字起こしが可能です。Business Basic以上ではPlanner連携によるタスク管理も利用できます。

Word・Excel・PowerPoint・Outlookとの統合が強みです。Business Standard以上ではデスクトップ版Officeアプリが付属します。管理者ポータル、データ暗号化、コンプライアンス機能も備えています。

Slack

Salesforce傘下のSlack Technologies, Inc.が提供するビジネスチャットサービスです。チャンネルベースの会話整理が特徴です。

料金プランはフリー(無料)、プロ(月額925円/名・年払い)、ビジネスプラス(月額1,920円/名・年払い)、Enterprise Grid(個別見積り)があります。月払いの場合はプロ1,050円/名、ビジネスプラス2,160円/名です。初期費用は不要です。

フリープランはメッセージ履歴が直近90日間のみ、アプリ連携は最大10個、ハドルミーティング(ビデオ通話)は1対1のみ、外部メッセージも1対1のみとなります。

パブリック/プライベートチャンネルによる会話の整理、ハドルミーティング(音声・ビデオ通話・画面共有、有料プランは最大50名)、ファイル共有(Google Drive・OneDrive等連携)に対応しています。有料プランではアプリ連携が無制限で、ワークフロービルダー(ノーコード自動化)も利用可能です。

ビジネスプラス以上ではSlack AI(AI検索・要約・Slackbot等)が標準搭載されています。SAML SSO、監査ログ、外部組織とのチャンネル共有(最大250組織)にも対応しています。Salesforceとの統合による営業・CRM連携も強みです。

Google Chat

Google LLCが提供するビジネスチャットサービスです。Google Workspaceのスイートに含まれる形で提供されており、単独での契約はできません。

料金はGoogle Workspaceのプランに準じ、Business Starter(月額800円/名・年払い)、Business Standard(月額1,600円/名・年払い)、Business Plus(月額2,500円/名・年払い)があります。月払いの場合はそれぞれ950円/名、1,900円/名、3,000円/名です。初期費用は不要です。14日間の無料トライアルが用意されています。

個人のGoogleアカウントでも基本的なチャット機能は無料で利用できますが、ビジネス向けの管理者機能・カスタムドメイン・高度なセキュリティは有料プランが必要です。

チャット(1対1・グループスペース・チャンネル)、Google Meet(ビデオ会議・Starterは最大100名)、ファイル共有(Googleドライブ連携)、Googleカレンダー連携に対応しています。ストレージはStarterで30GB/ユーザー、Standardで2TB/ユーザーです。

Gemini(生成AI)が全プランに追加費用なしで標準搭載されています。Gmail・Googleカレンダー・Googleドライブ・Googleドキュメント等との統合がシームレスです。Business Starterの最大ユーザー数は300名です。

選定時の確認ポイント

無料プランの制限内容

5サービスとも無料プランまたは無料での利用が可能ですが、制限内容に大きな差があります。Chatworkはメッセージ履歴が40日間、Slackは90日間に限定されます。LINE WORKSは30名まで、Chatworkは100名までの人数制限があります。Microsoft Teamsの無料プランはビデオ会議が60分まで、Slackは1対1のみです。長期的に無料プランで運用する場合は、自社の利用人数・メッセージ量・ビデオ通話の頻度を確認した上で制限を比較する必要があります。

ビデオ通話・会議の利用頻度

ビデオ会議の最大参加人数は、Microsoft Teams(有料プラン:300名)、LINE WORKS(200名)、Google Chat(Google Meet:100〜500名)、Slack(50名)、Chatwork(14名)と差があります。社内ミーティングや取引先とのWeb会議が多い場合は、参加人数・録画機能・画面共有の対応状況を確認する必要があります。

既存の業務ツールとの親和性

Microsoft 365(Word・Excel・Outlook)を利用中であればMicrosoft Teamsとの統合が容易です。Google Workspace(Gmail・Googleドライブ等)を利用中であればGoogle Chatとの連携がシームレスです。Salesforceを利用中であればSlackとのCRM連携が強みとなります。LINE個人ユーザーへの業務連絡が必要であればLINE WORKSが対応しています。

社外とのコミュニケーション

取引先や外部パートナーとの連絡手段としても利用する場合、相手側の導入状況や対応方法が異なります。LINE WORKSはLINE個人ユーザーとの直接連絡が可能です。Slackは外部組織とのチャンネル共有に対応しています。Microsoft TeamsとGoogle Chatはゲストアクセスで外部ユーザーを招待できます。Chatworkは外部コンタクトの追加で組織外との連絡が可能です。

AI機能の搭載状況

SlackはビジネスプラスプランにSlack AI(検索・要約)を標準搭載しています。Google ChatはGemini AIが全プランに追加費用なしで搭載されています。Microsoft TeamsはCopilotがアドオン(月額2,698円/名)として提供されています。AI機能の必要性と追加コストを含めて比較する必要があります。

よくある質問

Q. 無料プランだけで業務利用できますか?

A. 少人数であれば無料プランでの運用も可能です。ただし、Chatworkはメッセージ履歴が40日間、Slackは90日間に制限されるため、過去のやり取りを参照する必要がある場合は有料プランの検討が必要です。LINE WORKSは30名まで、Chatworkは100名までの人数制限があります。管理者機能やセキュリティ機能も無料プランでは制限されるため、組織の規模や求めるセキュリティ水準に応じて判断する必要があります。

Q. ビジネスチャットとメールはどう使い分けますか?

A. 一般的に、社内の日常的なやり取りやリアルタイムの連絡にはビジネスチャット、社外への正式な連絡や記録を残す用途にはメールが使われるケースが多いとされています。LINE WORKSのアドバンストプランとGoogle Workspace、Microsoft 365にはメール機能も含まれており、1つのサービスで両方に対応することも可能です。自社のコミュニケーション形態に応じて各社にお問い合わせください。

Q. スマートフォンだけで利用できますか?

A. 本記事で紹介した5サービスはいずれもスマートフォンアプリ(iOS・Android)を提供しています。チャットの送受信、ファイルの確認、ビデオ通話への参加といった基本操作はスマートフォンから行えます。管理者設定など一部の機能はPC版のみ対応の場合があります。

Q. 他社のビジネスチャットからの移行は可能ですか?

A. 過去のメッセージ履歴の移行については、サービスごとに対応状況が異なります。一般的にはCSVエクスポート等でデータを書き出し、新しいサービスにインポートする形になりますが、完全な移行が難しいケースもあります。移行の可否や手順については、移行先のサービスにお問い合わせください。

Q. セキュリティ対策はどうなっていますか?

A. 5サービスとも通信の暗号化に対応しています。有料プランではSSO(シングルサインオン)、IPアドレス制限、監査ログ、データのエクスポート制限といったセキュリティ機能が利用可能です。対応するプランや機能の範囲はサービスによって異なります。自社のセキュリティポリシーに合った機能が含まれているかを確認した上で、各社にお問い合わせください。

※当サイトの情報は各サービス公式サイトの公開情報に基づいて作成しています。正確性には万全を期しておりますが、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
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